母の薦めで6歳の頃からバイオリンを始め、トランペットや声楽など、さまざまな音楽体験を通じ、中世ヨーロッパの音楽と劇的遭遇をしたのが20歳の頃。
どこかエスニックな薫りのする中世ヨーロッパの音楽に魅せられ・・・このことが、古楽への道に繋がる。
「広島プロムジカアンティカ」と出会い、参加することから古楽器奏者からリコーダー奏者としての道が始まる。
中世やルネッサンスの音楽を学ぶうちに、その時代背景や人肌を感じたいことからストリートミュージッシャンとしての活動を始める。
その活動から数々のアーティストとの交流をはじめ、メディアにも紹介されるようになった。
その後サロンや演奏会の活動のほか、音楽以外のアーティストとの共演もあり、コラボレーションという時代の先端を歩んできた。
一方、早い時期からの多分野のアーティストとの交流が現在の方向性を決定づけます。
IT革後のめまぐるしく過ぎ去っていく情報世界の日本に住みながら、その感性を大切に自ら信じる音楽の道を歩む魅力ある生き様のミュージッシャンのひとりです。
クラシックに至る前の中世、古楽器を用いた音楽はどこか邦楽にも相通じるものがあると迫田氏は語っています。
6歳の頃からバイオリンを始め、トランペットや声楽など、さまざまな音楽体験を通じ、中世ヨーロッパの音楽と劇的遭遇をしたのが20歳の頃。
それらの楽器を一切やめて、リコーダーひとすじに・・・このことが、古楽への道に繋がる。
「リコーダーは人の息吹をストレートに音にして表現するのです。」と話す迫田氏です。
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管楽器の特殊奏法の一つ。
民族音楽ではわりと頻繁に使われるもので、
まるで息継ぎをしていないかのように長~いフレーズを途切れなく聴かせるテクニック!?
僕自身、古典作品や他分野のアーティストとの共演時にお世話になっています(笑)
クラシック一辺倒だった僕にとってそれらの響きは大変新鮮なものでした。
その多彩さに触れるうちに教育音楽にありがちな「こうあるべき音」に対し疑問を抱き始めて…たしか中学二年生の頃(笑)
当時の流行には目もくれず...古楽やジャズ、現代音楽にものめり込んだ時期でしたね。誰も思いを共有してくれなかったですけど(笑)。
母や祖母が熱心な念仏者であったこと、加えて幼少より仏縁に恵まれ...何時か本格的に仏教を 学びたいと思っていました。
その道筋は四条大橋で修行しておられた江見壽昭法師との出逢いによって決定されます。
その後、顕本法華宗に改宗。
師の下で同士達と共に学び、母の旅立ちを経て、のち親戚の分骨法要を頼まれたことがきっかけとなり、頭を剃り在家僧としての道が始まります。
得道?!...とんでもない(笑) 凡夫の求道者ですよ。今でも(笑)
目まぐるしく変わる世の中にあって、微動だにしないのは佛さまの教えだけです。
僧とは本来菩薩の行をする人。佛さまの思いを自らの身をもって実行する立場です。
小学校低学年の時、誉められて以来、今も細々と描いています。
当時お世話になった石原ヤエ子先生 高校時代可愛がって下さった岸田清先生 その出会いが今でも僕に絵筆を握らせているのでしょうね。
諸先生方の思いを何らかの形でお取り次ぎできればと思っています。
普段、答えの出ないことばかりやっているので(笑)…忽ちにして結果があらわれる靴磨きは大好きです。
無心になれる瞬間。。
生き物は昔から好きですが、40を過ぎてから道端に咲く季節の花に心惹かれます(笑)。